苦痛脱却帳

苦痛や不幸から抜け出す方法を書いていきます

30:自分の抱える問題(心療内科通院・過呼吸・記憶障害・ADHDグレーゾーン・記憶の悪さ)で障害者手帳はもらえるのか?

自分の抱える問題(心療内科通院・過呼吸・記憶障害・ADHDグレーゾーン・記憶の悪さ)で障害者手帳はもらえるのか?相談してみる

自分の抱える問題は以下

(1)心療内科の薬を服用
(2)過呼吸
(3)記憶障害(解離性健忘)
(4)ADHD疑惑
(5)短期記憶が苦手

 

(1)心療内科の薬を服用
症状:抑うつ状態(2004~2023現在)。薬を飲んでいれば状態は安定するので問題はない。
心療内科での診断は症状は「抑うつ状態」。これではまず障害者手帳をもらうことは出来ない。

(2)過呼吸
初回発症は2013年7月、その後は年に2~3回程度発生。2022年以降は息苦しくなることはあるが、自分の意図で止まらないような過呼吸にはなっていない。
症状は年中出ているわけではないので障害者手帳をもらうことは出来ない。障害者手帳をもらうには、症状が固定化して継続性がないとダメ。

(3)記憶障害(おそらく解離性健忘)
初回発症は2015年1月(2週間)、2回目の発症は2015年11月(1日間)。これ以降には記憶喪失状態は起きていないので今は大丈夫だが、いつかまた起きるのかと思うと不安ではある。病院に行き、脳のMRI検査をしたのだが異常なしと判定された。病院の検査予約が埋まっていてなかなかとれず、検査の頃には脳の記憶が正常状態に戻っていた。自分の脳が記憶を失った時どうなっていたか気になるが、わからないまま終わる。
⇒今現在記憶喪失状態でないならば障害者手帳をもらうことは出来ない。障害者手帳をもらうには、症状が固定化して継続性がないとダメ。

(4)ADHD疑惑
ADHD(注意欠如・多動症)の症状「注意欠如」に当てはまるような、あまりにも多すぎる間違えや判断ミス・不注意。(おそらく生まれてからずっと1990~)
大事なことをあと伸ばしにして時間に間に合わない。遅刻が多い。他に大事なことがあるのにも関わらず衝動的に目の前の物事に対応してしまう。脳で勝手にGoサインが出て勝手に自分が行動してしまう。
障害者手帳をもらうには審査会を説得しないといけない。面接などはなく、書類審査のみ。障害者職業センターの人に相談するも、現在の症状では極めて難しいとの返答だった。しかし障害者職業センターで書類作成の手続きを手伝ってくれるとのことだった。グレーゾーンなので、書類を作成しても審査会が認定してくれるかどうかはわからない。単に要領が悪い一般人との区別がつかないので非常に難しい。
これに関しては自分の通っていた心療内科の主治医の対応に苦しんだ。主治医は症状を書面で説明しても、その書面を見てくれず、手帳はもらえないとの一点張りだった。「発達障害は子供の頃に問題が生じるもの。子供の時に発達障害の判定もらってはないよね?大人ではあまり聞かないけどなあ」と言われた。2021年にパン屋で働いている頃に行ったが、「今がいいならいいじゃないか」「今そこで働いているんだからいいじゃないか」(意訳)という様子だった。
※なおこの医者は話を本当に聞いてくれないので転院することにした。今は4か所目の医者に通っている。素晴らしい先生と話ができている。
心療内科は個人の病院より、大きな病院を当たった方がいいと思う。大きな病院は複数の先生がいるので、合わない場合は先生を変えてもらう事も可能だからだ。
今も自分が通っている心療内科は大きな病院で、「先生と合わない場合に相談できる場所」まで設定されているので、安心できる。

(5)短期記憶が苦手
一般の人より明らかに圧倒的に記憶容量が少ない(おそらく生まれてからずっと1990~)。脳が普通の人の半分しか動いていないのでは?と思うくらい。
映画を真剣に見ても、覚えていなくて一緒に見た人と会話にならない。映画でも説明書でも、A4一枚のプリントであっても2回見てようやく相手と「同じくらい」か、「ちょっと自分の方が理解しているくらい」の状態なので、あらかじめ「一般人の6割くらいしか受け取れない(記憶できない)」と自分の脳を認識して行動するようにしている。
学校でも仕事でも、話す人の内容が流れで理解できない(書かないとわからない)ので、誰かの説明を受けた直後では、わからないところがわからない。わからないためその場で質問もできない。
売店で持ってきてと指示されたの商品の名前、パン屋で現在どのパンまで製造したか、複数のパンの中のあるパンは製造工程はどこまで工程が進んだかなど、特に短期記憶が苦手である。販売店の商品など、物の位置を覚えるのも苦手だ。
必死にメモしてインプットしても、アウトプットがうまくできない。仕事もゆっくり考えれば動けるのだが、テキパキと動けない。学生時代の勉強は時間でなんとかカバーできるが、社会人生活はそうはいかない。友人家族同僚に言っても「自分も記憶するのはは苦手だわ」で終わってしまうので全く理解されない。
⇒証明できない。たぶん覚えが悪いのエリア内で済まされてしまうレベルだからあきらめている。

 

ということで、障害者手帳をもらうのは難しいというのが結論だ。障害グレーゾーンで生きていくしかない。

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ちなみに
解消した自分の抱えていた問題(対応可能な自分の抱えている問題)

(6)耳の聞こえが悪い
(7)下痢
(8)体の痛み


(6)耳の聞こえが悪い
耳の聞こえの悪さは、建設会社・販売店ファストフード店で働いていた時に苦しんだ。耳の聞こえの悪さについてインターネットで調べたら、聴覚情報処理障害(音は聞こえているのに言葉が聞き取れない状態)というのが出てきて、これと似たような症状だ。聴力検査では問題がなかった。しかし聴力検査のように全神経を耳に集中した状態で聞こえて聴力に問題なしと言われても、実生活は無音ではなく雑音の中で生活するわけで、そういった雑音や別の会話が混ざり合う中で特定の音を聞き取るのは難しい。ストレスも影響があるのかわからないが、ストレスが収まっている今は問題がなくなっている。再発したら補聴器等でなんとか対応できると思うので不安はない。

(7)下痢
過敏性腸症候群だった。これは自分の場合ストレスによるもの。毎日正露丸を飲んでいたが、現在の会社に入ってからは治ったようだ。これも再発したとしても正露丸でなんとか対応できる。

(8)体の痛み
一日8時間歩く仕事をしていた時の事だ。何をしても疲れが取れない。家に帰ると毎日倒れこむように寝転んでいた。身体が痛く、週に2回もマッサージ店に行っていた(60分で5500円くらいかかる)。この仕事をしている時には1年で60回もマッサージ店に行った。
⇒この頃はシャワーだけで済ます生活していた。しかし浴槽に毎日浸かる生活をしただけで身体の痛みは2週間ほどでとれた。浴槽に浸かるようにしてからは、5~6時間の立ち仕事でも、身体が痛くなることなく毎日働けた。今も問題なく過ごしている。あんなに毎日ひどく体の疲労に悩まされていたのに、ただ浴槽に浸かる、それだけで身体の痛みが消えるとは驚かされた。風呂はマッサージ一回の価値がある。今は毎日40度のお湯に10分浸かることに決めている。

 

一般的に普通の人に理解されやすいのは、(2)過呼吸、(3)記憶障害であるが、自分が長く苦しんでいるのは、(4)ADHD疑惑、(5)短期記憶が苦手である。こっちの方はなかなか人に苦しみや大変さが理解されないので悩ましい。

29:ハローワークは暗くないし怖くない*

2024年4月15日若干修正

 

ハローワークというのは、暗いところ・怖いところではない。ハローワークはみじめな人がいくところではない。

自分が大学に入学してすぐの頃は、そもそもハローワークという存在を知らなかった。自分が大学生の頃に5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の「カーチャンがハロワのURL叩きつけるAA(アスキーアート)」を見て初めてハローワークという存在を知った。

ハローワークのURLを叩きつけるAA



例えば、ネットで討論なんかしてる暇があったらハローワークに行けというように、煽りの意味でよく使われるAA(アスキーアート)だ。そういったネット文化で初めて「ハローワーク」という存在に接した人は、ハローワークは人生を失敗した人や悲惨な人、みじめな人がいく場所と勘違いしている人も多い。
自分もハローワークに対して暗いイメージがあった。しかし新卒ハローワークといって若い人向けの場所もある。無料で就職相談だってできる。ハローワークは実際は明るいし重々しい空気も全くない。雇用保険被保険者証をもらいに行ったりだとか雇用関係の手続きで行く人もかなり多い。


ネットの知り合いに、大学生なのにハローワークいくの?(そんな場所に…という意味で)と言われたときに、自分自身が大学1年くらいの頃は暗いイメージを抱いて、若い人が行く場所ではないと間違った認識をしていたことを思い出した。

実際はそんなことはないし、まっ先に行くべき場所である。若いのに来たの?なんて驚かれることなど一切ない。転職相談や、会社説明会も行われるし、相談や面接練習も可能だ。「新卒応援ハローワーク」と「わかものハローワーク」などは特に就職活動をする学生にもぜひ活用してほしい場所だ。

28:ハローワークに全てを話した*

2024年4月15日若干修正

2020年7月、自分はまた仕事を辞めた。15か所目の仕事もうまくいかなかった。
次の職のためにハローワークに行く。

履歴書を見てもらったり、自己PRや志望動機の添削をしてもらうため、何回もハローワークに行った。(ハローワークは担当制ではないので、毎回違う人が出てくる。一応自分の仕事歴はハローワークの内部のPCに残っているので同じ話を繰り返さなくてよいが。)ハローワークに提出している職歴は、前の記事で書いた通り短期で仕事を辞める状態の繰り返しだった。

職歴に記入している情報とは別に、口頭でも今までどんな仕事をしたのかの話をしたり、現在検討している仕事について話をしたりした。東京と地元のハローワーク合わせて30回ほど行き、計15人ほどと話した。

あるとき、一人の担当者と会って、大きく人生の方向性が変わった。
その日はそのハローワークの担当者と、自分の離職歴を見つつ、これはどんな仕事だったか、なぜ辞めたかなど細かく話ししていた。
そして何かの資料を取り出そうとしていた。その時に話の切り出しをかなり迷っているような感じがした。自分は思わずとっさに障害者雇用とかですか?というと、そうそうそう!と声が明るくなった。そういうのを知っているのなら話が速いという事で話はスムーズになった。
障害者雇用というわけではないが、なかなか定職につけない人、極めて働きづらさを感じている人向けの相談場所を紹介された。『○○障害者職業センター(○○は都道府県名、全国に存在)である。障害者だけでなく障害グレーゾーンの人もOK。そしてハローワークの専門援助部門の存在も教えてもらい、そこで就職相談することができることも教えてもらった。
この方は以前ハローワークの専門援助部門を担当した経験がある人で、そういったことに詳しく、自分が仕事を短期で辞めるのを繰り返している状態だったので、働きにくさを感じていると思い、紹介してくれたのだという。

ハローワークは今まで15人ほどと会ったが、このような提案をしてくれた人は初めてだった。そして障害者であるとあちらからバレたのなら楽だと思った。(別に障害認定されてるわけではないのだが。)
今まではハローワーク精神疾患がバレたり、障害アリとばれたら、相手の会社に伝えられるため、採用上不利になると思っていた。話した全ての情報をPCに打ち込んでいるようだし。しかし、その事実を相手の会社に伝えるか伝えないか(オープンにするかクローズにするか)選べるらしい。応募したら自分の言った事全てが、自動的に企業側に情報として送られると思っていた。(※ハローワークで就職希望先の申し込みすると、「情報を相手先に送りますね」と言われる。のちにわかったが、この時送っているのは、氏名・電話番号・生年月日・メールアドレス等本当にささいな情報しか送ってない。なんならハローワークの情報端末に載っているはずの職歴すら送られない。)
強制的に自動で相手の会社に情報が送られているのかと思ったら、違うようだ…。こんなに疾患をバレないように10年も隠し続ける必要はなかったのだ。相手の会社に情報を送るとき、障害や精神疾患の情報を追加するかしないかを自由に選べるとわかった。

その時初めて、13歳頃から現在までずっと心療内科の服用してることを伝えることができた。過呼吸の症状が出たことや、記憶喪失状態になったことも言えた。
ADHD学習障害)の症状と同じような状態である事、初めて自分の弱みを伝える事ができた。それに合わせて職探しをすることができて、今の仕事に定着している。本当に当時の担当者には感謝している。

27:仕事辞めすぎ人間の履歴書はどうするか

仕事をあまり続かずに何回も辞めすぎた場合の履歴書の記入が難しい。そこで自分の場合どう書いたか。
履歴書や職務経歴書に記入する職場は基本的には直近の仕事3つとして、半年続いた仕事は優先して残す
自分の場合は辞めた職場がたくさんあるので、全て書くスペースはない。あったとしても、すべて記入すると、明らかに辞めすぎ・続かなすぎの印象しかなくなるので、あえて書いていない。
3つに絞って書くわけだが、面接では「仕事のない期間は何をしていたか」と聞かれるので、その時に結局は口頭で隙間(すぐにやめた仕事)について説明することになる。ちなみに仕事が1年続くのは自分としてはかなり長い方だが、採用側は1年で辞める人は短期で辞めるような根性のない人という評価をする人が多いようだ。だが過去は変えられないのでどうしようもない。辞めた理由をうまく伝えるしかない。


↓ ↓ ↓ ↓ アルバイトを含む過去の仕事再掲↓ ↓ ↓ ↓
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通し番号 またこの仕事をしたいか(○か×)  年月 仕事を初めて辞めたいと思った日/仕事を続けた期間 仕事内容:仕事を辞めた理由

―:なし
[決]:辞めたくなくとも辞める日が決まっている短期契約のアルバイト

1×2012.2 1日目/1日 建設現場:極めて悪い職場環境(無視・威嚇・嫌がらせ)
2○2013.4~2013.7 ―/3か月半[決] 中学生のテスト採点:[契約期間満了](←2014,2015,2017年も行う)
―――2013.7 公務員就職面接直前で過呼吸の症状が出て辞退―――
―――――――――2014.3大学卒業―――――――――
3×2014.9~2014.11 3日目/2か月 個別指導塾:学力不足・コミュニケーション能力の圧倒的な不足
4×2014.12~2015.2 1日目/3か月 建設会社(事務仕事):記憶喪失(記憶は2週間で回復)
5×2015.7~2015.12 4日目/6か月 ファストフード店:同僚との関係が悪い・仕事内容が難しい・決定打は記憶喪失(記憶は1日で回復)
6×2016.1~2016.8 2週間/6か月半 販売店:仕事内容が難しい・同僚との関係が悪い・決定打は同僚が仕事中サボり自分一人に仕事を任せるようになったこと
7×2016.9 2日目/2週間 個別指導塾:コミュニケーション能力の不足・指導できないと事前告知していた国語や高校生相手のシフトを突然組まれるようになった
8○2016.9 ―/3日[決] 本屋の棚卸:[契約期間満了]
9×2016.10 1日目/3週間 コールセンター:客のクレームが苦痛
10×2016.11 1日目/3日[決] 注文の入った商品のピッキング・検品・箱詰め:先輩が嫌味や説教ばかり言う 契約が1週間ごとだったので更新しなかった
11×2017.1 1日目/5日[決] スマホを袋に入れるだけの仕事:その場にいない人の悪口が多く苦痛 契約が1週間ごとだったので更新しなかった
12○2017.1~2018.1 ―/13か月 梱包:体の痛み
―――――――――2018.1東京から田舎の実家に戻る―――――――――
13○2018.6~7、11~12など ―/計4か月半[決] 物流系倉庫の仕分け(ヤマト・佐川・日通):[契約期間満了](←2016,2017の1週間契約2回含んで4か月半)
14×2019.3 ―/1か月[決] 木の芽を摘む農園作業:[契約期間満了]
15×2019.6~2020.7 1日目/12か月 パン屋(接客・製造):同僚との関係が悪い・客のクレームが苦痛・決定打は仕事内容が難しすぎたこと
16○2022.2~2023.現在 ―/ 物流系倉庫の仕分け:現在も務めている
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↑ ↑ ↑ ↑ アルバイトを含む過去の仕事再掲↑ ↑ ↑ ↑

 

応募先←応募先に提出した履歴書の職歴にかいた仕事

1建設現場←職歴なしと記入
2採点(2013)←職歴なしと記入
 採点(2014)←職歴には2013の採点の仕事を記入
3個別指導塾←2013の採点の仕事と2014の採点の仕事を記入
4建設会社←2013の採点の仕事と2014の採点の仕事を記入し、3個別指導塾の仕事について記入。
ファストフード店←2015の採点の仕事、3個別指導塾、4建設会社の仕事を記入
6販売店←3個別指導塾、4建設会社、5ファストフード店
前職のファストフード店を辞めた理由について深く突っ込まれた。仕事が難しかった(本当)、シフトにあまり入れてもらえなかったと言った。(まあこれは嘘だ、自分がつらくて入れなくなったのだ。)
7個別指導塾←4建設会社、5ファストフード店、6販売店
8本屋の棚卸(1日の仕事×3か所)←履歴書なしの仕事(1日で終わる仕事だったため)
9コールセンター←4建設会社、5ファストフード店、6販売店(7個別指導塾は勤務期間2週間とあまりにも短いので書きにくかった。)
10、11、12←履歴書なしの仕事 派遣会社だったので、履歴書提出の必要はなく、登録会という形になる。その際今までの経験を簡単に書くが、履歴書のようなきっちりしたものではない。
13、14←履歴書なしの仕事(短期のアルバイトだったので)
15パン屋←5ファストフード店、6販売店、12梱包、(5、6、12は半年以上続いた仕事なので優先して記入)
16物流系倉庫←6販売店、12梱包、15パン屋(6、12、15は半年以上続いた仕事なので優先して記入)

 

◆想定問答集
・8、10~14のように、なぜ短期アルバイトばかりを繰り返しているの?
面接用の答え:自分にどんな職が合うかわからなかったから
ほんとうは:短期のアルバイトは期限が決まっている。ゴールが決まっていたらそこまでどんなに人間関係が崩壊しようが頑張れる。仕事を辞められないなんて永遠の地獄だ。地獄→休息→地獄→休息→地獄→休息の繰り返しの状態にして、人生にわずかな休息を挟まなければ到底生きていくのは無理だったからだ。

・なぜ派遣の仕事を選ぶの?
面接用の答え:派遣会社だから選んだわけではなく、自分に合っていそうな仕事だと思って選んだのがたまたま派遣会社の仕事だったから。
ほんとうは:派遣会社を選ぶ理由は、辞めやすいから。正社員は辞めにくい。派遣会社は派遣先の仕事を辞めても他の職場を紹介してもらえる。それに派遣会社の仕事は単純労働が多く、その点も自分に合っていた。

・なぜ正社員でなくアルバイトなの?
面接用の答え:自分にどんな職が合うかわからなかったから。アルバイトで慣れたらその仕事で正社員になってもいいと思った。
ほんとうは:正社員を続ける自信がないから。まずアルバイトをしてみて慣れたら正社員を目指す形にしようと思った。

26:反射するガラス窓を見ない / 県と市を明確にする

・反射するガラス窓を見ない
透明なガラスを挟んで暗い側から挨拶した時、明るい側からは見えない事がある。それで相手が無視されたと思い込むこともある。
明暗差が強ければ、見えていないというのがわかるだろう。明暗差が弱ければ、ガラスを挟んで通常通り応答できる。問題は微妙な明暗差の時である。

こんな些細な事は気にしなくていいだろうと思うかもしれないが、自分は人間関係のリスクを最小限にするため、反射するガラス自体を見ないようにしている。
思わず見てしまった時には、ガラスの向こうに人が居るようだったら、あいさつをしている可能性があるので、会釈をするようにしている。

明るい側から暗い側は見えない の図

 

 

・県と市を明確にする

県(都道府県)名と同一の市(市町村)があると厄介事が起きる。
実際自分に起きたことだが、地名は青森を例にさせてもらう。
「青森の人?」と聞かれて、とっさに青森県の人という意味だと思って、「そうです」と言ってしまった。しかしその時、相手は青森市かどうかを聞いていたのだ。「どこの人?」と聞いてきた同一集団の別の人には「(青森県)A市です」と言っている。青森県A市という申告と、青森県青森市であると申告があり、どちらかに嘘をついているのではないかとして、自分に対して不信感を持ってる状態の人が居たようだ。それで勝手に親戚の青森市の家から来てるのではないか、だとか勝手に設定が追加されていた。その時はなぜそういう話になってるのか全く意味がわからなかったのでスルーして、いちいち訂正しなかった(影で言われていたことだったし)。最近になってやっとどういう意味かわかった。しかしその時から今にかけて他の人には正確に「青森県A市です」と言い続けていたため、それについては人間関係で問題は起きていない。

自分は東京で9年ほど生活していた。東京都内にいる場合の会話で、「秋田からきました」が秋田県であることはもちろん、「チバ出身です」、「サイタマ出身です」は、それぞれ千葉県出身・埼玉県出身の意味である。千葉市出身、さいたま市出身という意味で言う人は今まで会ったことがない。居ても5%いかないくらいなのではないだろうか(予想)。「大阪からきた」も「大阪府からきた」の意味で、「大阪市から」の意味で使っている人は居ない。これは都会が色々なところから人が集まっているからであって、ド田舎である自分の地元では、隣県との人の行き来自体がほとんどない。県内であるのは当然で、その市からであるかどうかに着目していたのだ。県名と県庁所在地名が同じという場所は多いので、どこかしらで同じような勘違いが起きていると思われる。自分はこれがあってから余計なことが発生しないように、しつこいと思われようとも、県(都道府県)か市(市町村)かを明確にしている。

25:日本人の言う「頑張れ」は祈りの言葉 / 好きと嫌いは紙一重でなく対極

・日本人の言う「頑張れ」は祈りの言葉

よく「がんばれ」と言われることがある。今よりもっと頑張れ、今は頑張りが足りていないというように、その言葉をそのまま受け取る人も多い。

しかし、あるテレビを見ていて「日本人の言う頑張れの意味はもっとやれ!でなく、あなたの今後がよくなりますようにという祈りの意味だ」と言っている人が居た。確かにそうだと思った。他人に「頑張れ」という人のほとんどはこの意味で使っている。

しかし「頑張れ」をそのまま受け取り、「こんなに頑張ってるのにもっと頑張れと言うのか!」と反発する人がいる。ゆえに自分は他人に「頑張れ」とは言わないようにしている。言われる側としても祈りの意味だと知っていれば無意味な軋轢を生まないだろう。「頑張れ」と言われても祈りの言葉と考えて生活してほしい。

 

・好きと嫌いは紙一重でなく対極

人に対する感情で、好きと嫌いは対極にある。
しかし、好きと嫌いが近い場所にあると考えている人がいる。フィクションが好きな人に多い。創作というのは物語性が必要なので、「嫌いだったのに好き」になったら話としてアツいなぁ、面白いなぁ、ストーリー性があるなぁと思うからそういう展開になるだけであって、よく考えてほしいが嫌いから好きに転換することは、現実でそんなことはほとんどない。そういうフィクションが話として面白いから世に多く出ているだけだ。
それにも関わらず、現実の人間関係に当てはめている人がいる。知人が「好きと嫌いは紙一重ですよね?」と就活の相談で言って即否定されていたことを思い出した。

恋愛創作では対極にある人同士をくっつけることが流行っているようで(特に同性愛モノに多い)、そういった漫画・アニメ好きの中に「(現実世界でも)好きと嫌いはすぐ近くにある」という考えになっている人が多い。

本当に「嫌いと好きがすぐ隣にある」と考えて、現実で間違った接し方をしないように気を付けてほしい。

 

*反省

9/4~急遽旅行に行くことになり、今日帰ってきた。

大至急で準備をして、なかなかブログを更新できなかった。

明日かあさってには更新したい。

30分だけでも時間をつくってなんとか更新できなかったものかと反省した。

24:窮地を救うギャグ

高校1年で部活を辞めていたので、高校2年の頃は部活に入っていなかった。部活に入らないと、クラス内で一緒に居る人ができない。
クラス内に、文科系の部活の人がいつも同じところに3~5人ほど集り、雑談していた(その5人は皆同じ部活)。自分も仲間が欲しく、気が合いそうだったので、話に混ざっていた。一番前の左から2列目の席にAが座っている。Aはリーダー格というわけでもないのだが、とりあえずみんなAの周りに集まって雑談する。自分はその中の一人だった。

 

うまくやれてると思った。

 

しかし半年くらい経ったある日、みんながいる中で、Aに話しかけた。
すると突然Aに「なんでお前いっつも話かけてくんの?」と言われた。
同じ部活でも何でもないのにいつもグループに入ってくるのは鬱陶しかったんだろう。

その時とっさに、あり得ないほど離れた教室の後ろのBを指さし、「いや違う違う、今Bに話しかけたから」「なぁB?(大声)」と笑いながら言った。4つも後ろの席にいるBになんか到底聞こえない大きさの声だったので、意味の分からなさに、周囲の人が笑った。A本人は「なんでお前いっつも話かけてくんの?」から自分を追い詰めたかったのだろうが、雰囲気が壊れたため、Aも半分笑ってしまったし、自分を責め立てる雰囲気がなくなってしまった。それ以上はの流れは断ち切られた。

 

そのままその日は会話から去り、翌日からそのグループに加わる事は二度となかった。

最悪の場合、答えようによってはあの現場で全員に責め立てられていじめに発展する可能性もあった。高校生活のグループからギリギリで、なんとかわだかまりや揉め事なくフェードアウトできたのではないかと思う。

そのあとは他の人とそれなりに仲良くでき、高校生活は一応切り抜けられた。

23:いじめ・悩みの相談方法

なぜ相談できないのか

 

悩み相談を受けることに慣れている大人は、「今回の相手もどうせ今まで受けた相談の中でも平均的な内容だろう」と考えているのではないだろうか。例えば、「今から相談に来る相手は世界で一番不幸な人で世界で最も苦しんでいる人で今日にでも自殺しそうな人だ」というように一番最悪な状態に焦点を合わせてはいない。
そんな中で自分が相談に行くとする。自分が普通の人の悩みの幅からとんでもなく反れるような、つらく深刻な悩みを相談したら、あまりにも重すぎて引いてしまうのではないか。
引かれるのが怖い。

 

自分は深い悩みを抱えているような素振りを全く見せずに生きていた。相談に行ったとしても、話を始める前の段階で「この人の悩みだからどうせ大したことない悩みだろう」と思われて相談がスタートするに違いない。そんな中で相手の予想を覆すような(相手を裏切るような)内容の話の、最初の一言を切り出すのは、とても大きな勇気が必要になる。相談し始めても、相手は予想と違う内容に対し、自分の相談に対してみるみる悩みはじめ、迷ったりするだろう。相手の心を大きく揺さぶってしまうのが怖く感じた。
相手を裏切るのが怖い。

 

先生へ相談できなかった。自分は普通に部活をして、勉強もしっかり取り組んでいた。クラス内でもそれなりに役割をこなしていた。そんなごく普通の自分像が先生の中で壊れるのが怖かった。先生の中で「自分」の印象が大転換するのが怖かった。
自分がいじめられ、いじめで悩むような弱い人間だと思われたくなかった。実際弱いとしても、弱いと決定づけられる(この世界に弱者の烙印を押される)のがつらかった。世界が壊れると思った。
自分の印象が大転換するのが怖い。弱者であると確定するのが怖い。

 

部活の先輩にいじめられた。先輩と親しくしすぎて距離感を間違い、大きな反発を招いたのが原因だった。いじめられている理由が自分に原因があるのだから、あんたが悪いで終わってしまうのではないかと、原因が自分にあると考えていたので言いづらかった。
原因が自分で終わるのが怖い。

 

悩み相談に至るまでの大きな壁を乗り越えて、精神をすり減らして相談しても、解決せずに徒労に終わったり、相談したことがバレたり、間違ったアプローチによってさらにいじめや嫌がらせをエスカレートさせるのが怖かった。
徒労に終わるのが怖い。現状からさらに悪化するのが怖い。

 

本当にこれがいじめと定義できるのか?常に行われているわけではない。相手が複数人でない場合が多い。
本当にこれがいじめと定義できるのかがわからない。

※学生時代は、いじめの定義を知らなかった。
現在のいじめの定義(2013年~)
「いじめ」とは、「児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの。」とする。
https://kyoiku.sho.jp/93063/ (2023-08-20閲覧)
一定の人的関係:学校の内外は問わない 学校、学級、部活動等 関わりのある仲間や集団
つまり本人が苦痛であればいじめである。加害者が複数人か一人かは関係ない。


相談するという行為があまりにもハードルが高すぎて、無意識に相談しない理由を集めてしまっていた
相談するのを先延ばしにして、夏休みまで我慢しよう、ゴールデンウィークまで我慢しようと、短期的なゴールを決め、「自分が我慢する」で終わらせていた。
自分一人で解決しよう、だって連休を挟んだら運よくいじめが終わるかもしれないし。だったら今日相談する意味ないよね。ゴールデンウィーク、夏休み、冬休み、春休み、三連休以上の休みがくるたびに、もしかしたら加害者が連休中に改心していじめが終わるのではないか。かすかな期待を抱きながら、休み明けの学校に行った。
夏休みが明けた。初日・2日目は平和に終わった。3日目も嫌がらせなく終わった。もしかしていじめは夏休みで終わったのではないか?やっといじめから解放されるのかも・・・!
しかし4日目、期待を裏切り、いじめが始まった。
着実に加害者は狙いを定めて攻撃してくる。おわらない。基本的に、こちらから何か対処しない限りいじめは終わらない。いじめは人間の脳に快感物質を生むため、加害者は自分から辞めようとは思わないのである。大きな連休明けのたびに、いじめが終わらないか期待し続けた。誰にも相談できなかった。結局卒業までいじめは終わらなかった。

 

今いじめや嫌がらせを受けている人へ

親に相談してほしい
いじめかどうか微妙なラインだとしても、嫌な思いをしたら、そのことを言ってほしい。自分の娘・息子がいじめられたなんて親が知ったら、親が苦しむから相談を我慢しようという子供は多い。でも親は、子供の何倍もの数の、多くの苦難を受けてきたんです。だから自分の子供がいじめられている事実を知っても耐えられるんです。
言っちゃ悪いけど、「『自分の子供がいじめで苦しんでいる』という苦しみ」よりもつらい苦しみをたくさん味わってきてるんですよ。「自分の子供がいじめで苦しんでいる」という事実は、親にとってもつらい事ではある。でも親の人生で一番の苦しみになることはないので、正直にいじめられていること、嫌がらせを受けていることは言ってほしい。
20年30年40年生きてきた親は、あなたの受けている今の苦しみと同じくらい(ちょっと軽いかもしれない、逆にもっと重いかもしれないけど)の苦痛・激痛を受けた時期があったんです!親はそれを乗り越える方法を知っています。乗り越えられなくてもいいアプローチの仕方を知っています。
だから親に相談してください。いじめられているあなた自身を受け入れてくれます。
あなた自身の見方は変わりません。いじめられてるから価値が低い子供に変わったなとは思わない。本当のことです。
親に相談して「先生に言わないで」と言ったら先生に言わないし、「相手の親に連絡しないで」と言ったら相手の親にも連絡しないです。そこはしっかり言っておきましょう。
自分の子供はいじめを受けているから学校で最下位の価値なんだ、嫌だ。とか全く考えない。(そんなこと考えるのは子供だけ。)全くこれっぽっちも自分の子への評価は変わらない。これはもう100%と言っていいでしょう。

 

先生に相談してもいい
先生を含めて大人は20年30年40年と人生を生きている内に、自分の友達・職場の人などから様々な悩みと聞いています。
そして時には親や先生自身が他の人に悩みを相談したり、仲間の悩みを解決したりした経験が、それはもうたくさんあると思います。
1年生活するだけで10個は悩みはできるし、周りの人の話も聞けば1年だけで20~30個くらいの悩みに触れることになりますよね。その中にはとんでもなく大きな驚くような悩みもあるわけです。先生も親も、悩みが重すぎて引くという事はないと考えていいです。

 

いつ相談してもいい
こんな重大な相談するのだから何か特別な日、ここぞという日にした方がいいのでは?月の最後の日にするか?来月の1日?大きなイベントが終わった直後?月曜日?金曜日?この日に言うのは変かな?
 ⇒いつ言ってもいいです。ごくごく普通の平凡な一日でいいです。先延ばしはしない方がいいです。先延ばしすると「相談しないための理由さがし」を始めてしまいます。なんなら今日か明日でいいです。
相談する時刻は?
 ⇒いつでもいいです。
相談の切り出し方
 ⇒「最近学校最悪なんだよね」とか「部活、○○先輩がいるせいで全く面白くない」「クラスの○○と一緒に過ごすのが苦痛だ」とか思い切って、勇気を振りしぼって話始めよう。もうこんな世界どうでもいいや!人生どうでもいいや!と自暴自棄がエネルギーになるなら、そのエネルギーを利用して話し始めてもいいし、嫌がらせしてくる人への怒りが相談のエネルギーになるなら、話す直前にその人の顔を思い浮かべて怒りをエネルギーにして話し始めてもいい

あなたの幸運を祈ります。

22:日常のおせっかいを防ぐ

相手に親切な行動(親切と思われるような行動)をとるときは必ず宣言した方がいい。何故ならその行動はおせっかいの可能性があるし、他に先にしてほしいことがあるかもしれないからだ。「これよりあっちの方がよかったのに」「午後ならタイミングよかったのに」「普通に自分がしたほうがよかったのに」

相手に確認を取らないで何かをやってあげると、その行動はただの自己満足で終わり、逆に迷惑になってしまう事も多くある。

 

確認取るだけでお互い幸せになるのに、失敗している人が多くいる。本当にもったいない。会話を一往復(二往復かもしれないが)するだけだ。

 

そもそも相手と自分は全く違う人間なのに、その行動が相手にとってよい行動だとなぜわかると思ってしまうのだろうか。確認を取ってから行うことで初めて親切な行動になる。「何も言われないでも察して行動する自分」を演じるようなことをせず、まず話をすれば人間関係でのすれ違いを防げると思う。