苦痛脱却帳

苦痛や不幸から抜け出す方法を書いていきます

24:窮地を救うギャグ

高校1年で部活を辞めていたので、高校2年の頃は部活に入っていなかった。部活に入らないと、クラス内で一緒に居る人ができない。
クラス内に、文科系の部活の人がいつも同じところに3~5人ほど集り、雑談していた(その5人は皆同じ部活)。自分も仲間が欲しく、気が合いそうだったので、話に混ざっていた。一番前の左から2列目の席にAが座っている。Aはリーダー格というわけでもないのだが、とりあえずみんなAの周りに集まって雑談する。自分はその中の一人だった。

 

うまくやれてると思った。

 

しかし半年くらい経ったある日、みんながいる中で、Aに話しかけた。
すると突然Aに「なんでお前いっつも話かけてくんの?」と言われた。
同じ部活でも何でもないのにいつもグループに入ってくるのは鬱陶しかったんだろう。

その時とっさに、あり得ないほど離れた教室の後ろのBを指さし、「いや違う違う、今Bに話しかけたから」「なぁB?(大声)」と笑いながら言った。4つも後ろの席にいるBになんか到底聞こえない大きさの声だったので、意味の分からなさに、周囲の人が笑った。A本人は「なんでお前いっつも話かけてくんの?」から自分を追い詰めたかったのだろうが、雰囲気が壊れたため、Aも半分笑ってしまったし、自分を責め立てる雰囲気がなくなってしまった。それ以上はの流れは断ち切られた。

 

そのままその日は会話から去り、翌日からそのグループに加わる事は二度となかった。

最悪の場合、答えようによってはあの現場で全員に責め立てられていじめに発展する可能性もあった。高校生活のグループからギリギリで、なんとかわだかまりや揉め事なくフェードアウトできたのではないかと思う。

そのあとは他の人とそれなりに仲良くでき、高校生活は一応切り抜けられた。