苦痛脱却帳

苦痛や不幸から抜け出す方法を書いていきます

25:日本人の言う「頑張れ」は祈りの言葉 / 好きと嫌いは紙一重でなく対極

・日本人の言う「頑張れ」は祈りの言葉

よく「がんばれ」と言われることがある。今よりもっと頑張れ、今は頑張りが足りていないというように、その言葉をそのまま受け取る人も多い。

しかし、あるテレビを見ていて「日本人の言う頑張れの意味はもっとやれ!でなく、あなたの今後がよくなりますようにという祈りの意味だ」と言っている人が居た。確かにそうだと思った。他人に「頑張れ」という人のほとんどはこの意味で使っている。

しかし「頑張れ」をそのまま受け取り、「こんなに頑張ってるのにもっと頑張れと言うのか!」と反発する人がいる。ゆえに自分は他人に「頑張れ」とは言わないようにしている。言われる側としても祈りの意味だと知っていれば無意味な軋轢を生まないだろう。「頑張れ」と言われても祈りの言葉と考えて生活してほしい。

 

・好きと嫌いは紙一重でなく対極

人に対する感情で、好きと嫌いは対極にある。
しかし、好きと嫌いが近い場所にあると考えている人がいる。フィクションが好きな人に多い。創作というのは物語性が必要なので、「嫌いだったのに好き」になったら話としてアツいなぁ、面白いなぁ、ストーリー性があるなぁと思うからそういう展開になるだけであって、よく考えてほしいが嫌いから好きに転換することは、現実でそんなことはほとんどない。そういうフィクションが話として面白いから世に多く出ているだけだ。
それにも関わらず、現実の人間関係に当てはめている人がいる。知人が「好きと嫌いは紙一重ですよね?」と就活の相談で言って即否定されていたことを思い出した。

恋愛創作では対極にある人同士をくっつけることが流行っているようで(特に同性愛モノに多い)、そういった漫画・アニメ好きの中に「(現実世界でも)好きと嫌いはすぐ近くにある」という考えになっている人が多い。

本当に「嫌いと好きがすぐ隣にある」と考えて、現実で間違った接し方をしないように気を付けてほしい。