自分は、2009年の大学入学と同時に田舎(地元)から東京に出て、2018年に東京から田舎(地元)に帰ってきた。
改めて田舎で暮らし始めて思ったことは、田舎の人間関係の濃密さが本当に生きづらいということだ。家を出てから家に帰るまでずっと監視社会で、日常生活を送る中で苦痛だと感じる事が何かと多い。近所の人が自宅に訪問してくることもあるし、付き合いが本当に面倒だ。
しかし考え方を変えた。
この町全体を一つのマンションだと考えれば苦痛を軽減できたということだ。
町はマンション・道路は廊下・家は部屋と考える。
駅はマンションの玄関だ。道路は廊下なのですれ違ったら挨拶する。同じマンションに住む住人とあいさつするのは自然だ。
家は部屋だ。部屋に近所の人が訪問してくることもあるが、仕方ない。隣の部屋の人間が自分の部屋に訪ねてくることも都会のマンションでもあるだろう(今はほとんどないだろうが)。
以上のように、町全体をマンションと考えれば、人と人の距離の近さに抵抗はある程度小さくなるのではないだろうか。