苦痛脱却帳

苦痛や不幸から抜け出す方法を書いていきます

19:治らない身体の謎の痛みが毎日しっかり浴槽に浸かるだけで治った(シャワーだけでは疲れはとれない)

2017.1~2018.1に、プリンター用紙・インク類のピッキング商品の段ボール梱包作業の仕事に従事した。自分は、午前梱包担当で午後ピッキング担当という場合が多かった。

ピッキングというのは注文された商品を集める作業である。注文が入ったら、その注文の一覧の書かれた用紙が出てくるのでそれを取る。商品を入れるカゴを用意。紙に書かれた注文内容に従って、商品名とバーコードの下4桁を確認しつつ、指定の個数を取り出してカゴに入れる。この一連の動きを全商品において繰り返し行い、最後は指定の場所に商品を入れたカゴを置く、以上。仕事内容的には非常に楽だ。接客業でもないし、同じ作業場に居る他の人とも会話を行わずに済む。しかもスーパーのカートのようなものが用意されていたため、カゴを手に持つ必要がなく、重さを感じることはない。

段ボール梱包作業は、注文された商品と用意された商品が正しいかどうかレジのような機械でチェックする人と段ボールに箱詰めする人との2人1組の作業だった。自分は段ボールに箱詰めする梱包担当なので、チェックされた商品をひたすら箱詰めした。これは相手とのコミュニケーションが必要になる。この仕事はあまり人間関係で困ることはほとんど発生しなかった。

 

この仕事は12か月と仕事は長く続けることはできた。勤務時間は9:00~18:00、週何回勤務するかも自由だったと思う。
この仕事で一番大変だったのは体の痛みだった。最初のうちはなんとかなったが、9か月ほどすると疲労が蓄積し、何をしても疲れが取れない。家に帰ると倒れこむように寝転ぶ毎日。フルタイムで連続で入ることがどうしても体力的に厳しくなってきた。おまけに週に2回もマッサージ店に行き、体をほぐす必要も出てきた(60分で5500円くらい)。稼げない上に出費や家賃の支払いに押され、生活が困窮してきた。ずっと東京で暮らしたいと思っており、実家に帰るのは本当は嫌だったが、もう自分で家賃を払うのは厳しいと思い引越しを決めた。(結局自分はマッサージ店に60回行っている。)

 

身体の痛みはどうすれば治るのか、悩んだ。しかし毎日あった身体の痛みは実家に来てわずか2週間で治った。あとでわかったが、体の痛みの最大の理由は、風呂に浸からないでいた(シャワーだけで済ます)せいだった。当時住んでいた家はシャワーしかなく、浴槽がなかった。マッサージ店の人は、担当者は毎日違っていたが、浴槽に浸かることをお勧めされたことはあった(4~5回)。しかし銭湯まで遠く、準備も面倒だったので、浴槽に入らずシャワーだけで済ませていた。

浴槽に浸かるようにしてからは、5~6時間の立ち仕事でも、身体が痛くなることなく毎日働けた。今も問題なく過ごしている。ただ浴槽に浸かる、それだけで身体の痛みが消えるとは驚かされた。風呂はマッサージ一回の価値がある。今は毎日40度のお湯に10分浸かることに決めている。