苦痛脱却帳

苦痛や不幸から抜け出す方法を書いていきます

13:嫉妬は不幸の根源/他人の失敗が許せない時/八つ当たり


・嫉妬は不幸の根源

他人と比較して自分の嫉妬心を燃やして日々の活力にするという人も居るが、自分の嫉妬心をかなりうまくコントロールしない限りマイナスに働くことが多いようだ。
基本的には、他人と比較せず嫉妬ゼロを目指すのがいい。他人が楽をして幸せになっても、他人が楽して稼いでも、他人が恵まれすぎた環境であぐらをかいていても、全く自分とは関係ない。周りを見渡せばそういう人も目につく。嫉妬はあらゆる方向に無限に向いてしまう。そしてストレスを抱えることになる。しかし隣の戦場のことなんかはどうでもいい。自分の戦いだけが自分の人生。これを忘れないようにしたい。

 

・他人の失敗が許せない時

他人の失敗が絶対許せないという人も居るだろうけど、恨み憎む前に、今までの自分の人生の小さい失敗大きい失敗を思い出せるぶん全て思い出してほしい。その全てで迷惑をかけた相手から一生許さないと言われ、永遠に責め立てられ続けたらどうなっていたか。その人たち全ての赦しがあったから今がある。自分の今までの失敗が許されたのに、今失敗した目の前の相手を許さないというのは本当に釣り合っているか一度考えると、許せることもかなり多くなる。


・八つ当たりはただの先制攻撃

八つ当たりというのは、自分が嫌な目にあった、そして他人に嫌な目を合わせた、だから自分の中でプラスマイナスゼロ、となって罪の意識がなくなっている人が多い。しかし八つ当たりはやられる側にとってはただの先制攻撃で、する人はただの先制攻撃の加害者でしかない。
(やられたらやり返すということ自体オススメはしないが)本当にどうしてもやり返さなきゃいけないタイプの人なら、絶対に「本人」だけに。通りすがりの人とか、後輩、年下、弱者、初心者だとかの八つ当たりしやすそうな人にしてしまえば、自分の被害に誰も同情してくれなくなる。やられたことすら無かったことになる。

一番いいのは、何か嫌なことをされたら本人にもやり返さずに放置すること。やり返し始めるとエスカレートして両者が食い下がって自分も痛い思いをするから。相手がどのようのな卑劣な手を使うかわからない。だったら、その憎い相手がどこかで勝手に倒れるのを待った方がいい。そうすれば自分に追加される痛みはなくなる。もちろん上の人や周りに相談というのはやり返しでなく正当な手段なのでどんどんするべきだが。そもそも他人に嫌なことをする人間は、大抵自分以外にも嫌なことをしているので、複数人に嫌われていることも多い。放置した方が最終的に得ということは自分も頭に入れて過ごしているしこれからもそうするつもりだ。

 

以上